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ジャパンガイド最新動画のデータから分析する注目度の高いトピックとユーザー傾向

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ようやく訪日外国人観光客の受け入れが再開し、日本旅行に関する情報への需要も徐々に高まってきています。ジャパンガイドでは、訪日外国人から人気の高い主要都市(東京、大阪、京都、鎌倉)の観光スポットの最新映像を紹介する動画シリーズを新たに公開しました。

各動画の視聴者からの反応を示すデータは、下記の通りです。(※2022年7月5日時点)

チャンネル内の他の動画と比較しても急速に数値を伸ばしており、人気の動画シリーズとなっています。東京、京都の動画については、他の2本の動画に比べて掲載期間が長いこともありますが、それぞれ10万回再生を超え、短期間で特に大幅に再生回数が増加しています。

※YouTube Analytics 2022/7/5時点のデータ参照
※ジャパンガイドの動画は広告を一切使用せず、オーガニック流入のみとなっています。

今回は、最新のジャパンガイド動画シリーズの人気の要因、動画別データからわかるユーザーの属性を解説します。

コロナ禍で「最新の日本」の映像を求める声が増加

本シリーズは、「See Japan Now(日本の現状を知る)」をテーマにした動画で、人気観光スポットのリアルタイムな様子、またコロナ禍の2年間で変化した街の風景などを紹介しています。

観光客の入国が制限された状況下において、最新の日本の様子は、訪日を待ちわびる多くの外国人にとって注目度の高いコンテンツです。そのため、現在のニーズに沿った構成の本動画に多くの関心が寄せられ、再生回数が増加したと考えられます。

視聴者の満足度は、アクセスデータからも見て取れ、4動画ともにLike(いいね)の割合は約99%を占める結果となっています。

動画では、主要な観光エリアの最新の風景を紹介している他、改修中のスポットの様子や建設中のビル、最新ニュースなどにも言及しています。訪日未経験者はもちろん、すでに訪日経験のある視聴者も街の変化を楽しめる構成となっています。

表参道に新しい複合商業施設が建設中であることを紹介(「Tokyo in 2022」より)
大阪・新世界のつぼらやがコロナ禍で閉店になったニュースを紹介(「Osaka in 2022より」)

Kyoto in 2022」では、訪日外国人に不動の人気を誇る桜シーズンの京都の風景を織り交ぜた構成で、多くの視聴者が楽しめるコンテンツになっています。

京都・哲学の道の桜並木を紹介(「Kyoto in 2022」より)

新鮮味のある新しいスタイルの動画

通常、ジャパンガイドの動画は、トラベル形式でホストが映像に映りこみ、各スポットを解説したり、食事や体験アクティビティに参加する様子を紹介するスタイルが一般的です。

しかし、今回の動画シリーズでは、ホストの登場やナレーションはなく、映像とBGMのみでそれぞれのエリア、スポットを紹介するスタイルになっています。スローペースでリラックスした雰囲気の映像は、各スポットの日本らしい美しい風景を際立たせているように感じます。

京都・東山の日本らしい町並みの風景(「Kyoto in 2022」より)
大阪城の風景(「Osaka in 2022より」)

近年、テレビでYouTube動画を視聴するユーザーが増えていることもあり、大画面映えする美しい映像がより好まれる傾向にあります。(※実際、本シリーズの4本の動画も全体の約40%がテレビからの視聴)

各動画の神社やお城、桜、都会の風景などの美しい映像も本シリーズの魅力的な要素となっているのです。

日本旅行を待ち望む訪日意欲の高いユーザー

それぞれの動画には、日本旅行を待ち望む視聴者の声が多数寄せられています。

(コメント一部抜粋)

・新しい姿の東京を見ることができて嬉しいです。このパンデミックの後に行くのが待ち遠しいです!

・新宿駅の東西連絡通路がついに完成したことに驚きました!とても見てみたいです。

・この動画を見ることができてとても嬉しいです。 現地に行ったような気分になりますね。早く観光客に国境が開放されないかなぁ。動画を配信いただきありがとうございます!

・日本に行くのが待ち遠しいです。次回、日本を訪れることができたら、もう帰りたくないと思うかもしれません。

・この動画がとても気に入りました。東京が再び観光客向けに再開するのが待ちきれません。

・東京の景色、音、匂い、そして食べ物が恋しいです。

東京、京都の動画には、いずれも169件133件とチャンネル内の他の動画と比較しても多くのコメントが寄せられています。コメント数に表れたこの反響の大きさからも、視聴者の日本旅行に対する関心度、訪日意欲の高さを感じます。

それぞれの動画からわかるユーザー属性

国別アクセス数は、4本の動画ともにサイト全体の傾向にほぼ準ずる結果となっています。アメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリスなどの英語ネイティブ圏に加えて、フィリピンやインドネシア、インドなどの英語を使用するアジア圏の国が上位にランクインしています。

Tokyo in 2022」の国別アクセスデータ (※YouTube Analytics 2022/7/5時点のデータ参照)
※日本国内からのアクセスは、端末言語の分析より約8割が外国語設定ユーザーであるため、在留外国人または観光以外の目的の訪日外国人からのアクセスと考えられます。

トラフィック ソース(=視聴者が動画を見つけた方法)別に分析すると、興味深いデータが見られました。

以下、最もデータの差異が顕著だった、東京と鎌倉のアクセスデータを比較しています。

東京の動画では、「YouTube検索(*1)」からの流入が最も多く、全体の50%を占めています。検索キーワードとしては「Tokyo」が最も多く、次いで「japan」となっており、日本に興味をもつユーザーが、日本の都市としても観光地として知名度の高い東京を先ず検索する傾向が高いと考えられます。

Tokyo in 2022」トラフィックソース(※YouTube Analytics 2022/7/5時点のデータ参照)

それに対して、鎌倉の動画は「ブラウジング機能(*2)」からの流入が最も多く、全体の60%を占める結果となっています。

視聴者のYouTubeトップページや関連動画、おすすめとして本動画が表示され、アクセスが発生していることから、すでに日本旅行に関連する動画を多く視聴しているユーザー日本の旅行情報に長けているユーザーからの視聴が大多数を占めていると考えられます。

その傾向を表した他のデータとして、Tokyo in 2022」の動画を視聴したユーザーの約80%がチャンネル未登録者であるのに対し、Kamakura in 2022」は視聴ユーザーの約50%がチャンネル登録者という結果になっています。このことから、よりコアな日本ファンユーザーが大都市以外のローカルなエリアに目を向ける傾向が高いことが改めてわかります。

Kamakura in 2022」トラフィックソース(※YouTube Analytics 2022/7/5時点のデータ参照)

(*1)YouTube検索 – 視聴者がYouTube内でキーワードを検索し、動画にアクセスした割合

(*2)ブラウジング機能 – 視聴者のトップページ、再生履歴、登録チャンネルなどの画面に表示されたおすすめ動画からアクセスした割合

このように、日本旅行が完全に再開されていない状況下においても、訪日を待ちわびるユーザーのニーズに添った動画は、人気になる傾向が高いことがわかります。また、日本へのツアー旅行が再開され、多くのユーザーが日本旅行に関する情報収集を再開したタイミングと重なったこともアクセスが増加した大きな要因と考えています。

ジャパンガイドでは、今回ご紹介した動画シリーズの他にも各地域の観光周遊ルートを紹介したトラベル動画や、日本旅行で役に立つ交通情報や文化を紹介したHow to動画など、全100本を超える動画を公開しています。是非、ご覧ください!

● ジャパンガイド公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/c/japanguide

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