インバウンド解禁!ジャパンガイドの最新アクセス動向とユーザー傾向
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2022年10月11日より、訪日個人旅行・ビザなし渡航の解禁、1日の入国者数上限の撤廃となり、約3年ぶりに本格的にインバウンドが再開されました。解禁発表と同時に、ジャパンガイドへのアクセスも増加傾向にあり、回復の兆しが見えてきました。
今回は、ジャパンガイドのリアルタイムなアクセス状況や直近の人気ページ、ユーザーの傾向についてご紹介します。
9月22日の政府からの水際対策緩和の発表後(※上記グラフ赤印)、ジャパンガイドへのアクセスも顕著に増加し、発表前の2倍かそれ以上の数値にて推移しています。
発表後、実際の旅行計画中とみられるユーザーからのアクセスが増加
直近1か月間の人気ページTOP15:
直近1か月間のページ別アクセス数をみると、Japan Rail Passページをはじめ、大阪、京都、東京などの地域ページへのアクセスが上位にランクインしています。
コロナ禍において、「日本食」や「歴史」など日本文化に関するページへのアクセスが多かったのに対し、水際対策緩和後の傾向として実際の訪日旅行に有益な情報を収集しているユーザーが増えていることがわかります。
(参照:ジャパンガイドYouTube公式チャンネルにおける、コロナ前後の人気動画ランキング比較)
特に、Japan Rail Pass関連ページなど交通情報ページへのアクセスは大幅に増加しており、旅行計画中のユーザーが多いことがうかがえます。
実際に、Japan Rail Passページの国別アクセス数は、全体の9割が国外ユーザーからのアクセスとなっています。
地域ページでは、東京をおさえ、大阪や京都などの西日本の都市ページが上位にランクインしています。
要因としては、FIT旅行解禁後、欧米圏に比べて、日本から比較的距離の近いアジア圏のほうが直近の訪日を検討するユーザーが多い傾向にある点が考えられます。
実際に、地域ページの国別アクセスをみると、シンガポールを筆頭に、マレーシアやフィリピン、タイなどのアジア圏の国がアクセスの上位を占めていることがわかります。そのため、アジアからの直行便が多い関西空港を中心とした西日本の地域が、サイト全体の人気ページランキングでも上位にランクインしているのだと考えられます。
人気地域ページにおける国別アクセス:
YouTubeチャンネルにおける人気動画ランキングとその傾向
ジャパンガイドYouTubeチャンネルにおける直近の人気動画ランキングは以下の結果となっています。
直近1ヵ月間の人気動画トップ10:
1位、4位(※更新版)にランクインしている「How to Enter Japan」は、日本への入国時に必要な手続きや書類、現在の日本国内のマスク事情など、コロナ禍の訪日旅行の際に役立つ情報を詳しく紹介した動画です。
掲載から約一ヵ月間の総再生回数は約20万回、コメント数も450件を超えており、反響の大きさと訪日意欲の高さがうかがえます。
コメントには、以下のように実際に訪日予定中のユーザーからの具体的な質問が多くみられます。
・素晴らしい動画です!もっと大変なイメージがありましたが、旅へのストレスが少し軽減されました。適切なガイドラインに従わなかった場合に送り返されるのではと本当に心配していました。
・11月12日にバンクーバーから日本へ行きます。MySOSのアプリについて質問です。日本に滞在せずに他の空港(成田→羽田)に乗り換える場合、アプリの質問欄の宿泊の入力はどうするのでしょうか?必須なので、予防接種証明書のアップロードに進めず画面が青くなってしまいます。この作業をしておくと、日本に上陸するときにとても楽になると聞いたことがあります。アドバイスいただけると嬉しいです。
・11月11日に日本に行きます。11月1日からVISIT JAPAN WEBのサービスが利用できるようになりますが、MySOSの代わりに利用できますか?
その他の人気傾向としても、「Tokyo in 2022」、「Osaka in 2022」、「Kyoto in 2022」などの人気観光地の最新情報やこの数年での街の変化を紹介した動画シリーズ(※上図青枠)が上位にランクインしており、日本のリアルタイムな情報への注目度の高さがうかがえます。
(参照:ジャパンガイド最新動画のデータから分析する注目度の高いトピックとユーザー傾向)
まとめ
このように、日本旅行を待ちわびるユーザーは多く、今後も一足早く日本を訪れた友人や家族からの口コミを通じてさらに訪日を希望するユーザーが拡大していくことが予想されます。
人気ページの傾向も、地域ページや交通情報ページなど、実際の旅行に向けた情報収集が再開されていることがうかがえ、インバウンドの再開を実感できます。
ジャパンガイドでは、今後も訪日外国人ユーザーに有益な最新情報を提供するとともに、最新のアクセス状況やユーザー傾向などを皆さんに発信していきます。